精神科医が見つけた3つの幸福 樺沢紫苑著
〇セロトニン的幸福を手に入れる具体的方法
- マインドフルネス(瞑想)朝散歩
やり方は簡単。
「今」「ここ」に集中して朝散歩をするだけ。
なので音楽を聴きながら、考え事をしながらはNG。
a. 空を見上げて清々しさを実感する
b. 一歩一歩を意識しながら歩く
こうやって普段身の回りにあって気づきにくいものに気づく練習である。
普段気づかない感覚を意識すると「今」にフォーカス出来るようになる。
ポイントは
- 清々しい、美しい、癒されるという感覚に気づき、それを味わうこと。
このときセロトニンが分泌されている。
〇オキシトシン的幸福を得る方法
- 人とのふれあい
ボディタッチ、ハグ、キスなど直接相手と触れ合うとオキシトシンが分泌される。
- 誰かの役に立つこと
人間は助け合って生きているので誰かの役に立った時お互いにオキシトシンが分泌されて幸せを感じられる。
- コミュニティに所属する
何かしらの団体に所属して仲間と交流することが幸せにつながる。だから筆者は定年退職後の隠居は勧めていない。隠居してしまうと人との交流がなくなってボケるリスクが一気に高くなるからだ。
これは僕もそう思う。自分自身は生きている限り誰かの役に立っていたいと思うから。今、近い将来の仕事のために英語を勉強しているのもそのためだ。
〇ドーパミン的幸福を手に入れる方法~~ドーパミンは刃物と同じ、強烈な光と陰がある
- ドーパミンの光
ドーパミンは「もっと、もっと」の自己成長物質。
そのおかげで生物の中で人間だけが科学・文化を進化させることができた。
ドーパミンは「学習物質」でもある。
端的に言えば頭が良くなる。
ドーパミンが分泌されると集中力、生産性、学習意欲がアップする。
- ドーパミンの闇~~依存症の元凶
ドーパミンは「もっと、もっと」の物質ゆえ依存症になりやすい。
欲求が際限なくエスカレートしていくからだ。
厄介なことにドーパミンは「お酒やギャンブル」などで努力なしでも「簡単」に手に入ってしまう。
人は易きに流されやすい。これがドーパミンは危険と言われる所以である。
だからこそ刃物の取り扱いと同じで、上手にコントロールすることが重要なのだ。
次項では具体的にドーパミンとの上手な付き合い方を書いていく。
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